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第97回定例会

第97回

Oriental Resources Investments Ltd. 董事長 森沢 岳氏

開催日

9月27日(金) 19:00 ~ 21:30

開催場所

TKP カンファレンスセンター

参加者数

80名

第97回定例会 「香港ビザ審査の実態を知る」

今回は経営者や起業家として知っておくべきビザに関する基礎知識から最新の動向まで豊富なデータと具体的な例を用いてご講演を頂いた。

香港経済は引き続き好調で失業率も3%台で安定しているのに、最近は就業ビザの審査が厳格化していると言われている。森沢氏はその背景について明確な理由は不明だが、「ビザ申請者の学歴と職歴のバランス」は重要なポイントであると説明。

香港の就業ビザは基本的に管理職か専門職。香港で就業するためには来港前以前に管理職または専門職としての経験を積んでいる事を審査の際に証明することが必要。従来からの規定で大学卒業以上であれば5年以上の当該業務経験が必要であるのに対し、最近は日本の親会社から香港子会社に5年未満の社員を駐在員として送り出そうとする企業がある。また、厳格化の背景として香港のライバルであるシンガポールの動向も影響があるのではないかと推測。シンガポールではビザの取得が年々厳しくなってきており、2012年度は就業ビザの不許可率が30%になったと言われる。

そして不法就業についての話になると会場の雰囲気も変わり、参加者も大変真剣な眼差しで聞いていた。香港での罰則規定は「就業者」よりも「雇用者」に対して厳しい規定となっており、不法就業させた雇用主は罰金35万香港ドル及び3年の禁固が課せられる。講演では森沢氏から3つの実例を紹介して頂き、その中でもある日本人経営者のところへ強制捜査があった話はとても臨場感があった。

我々は海外で働かせて頂いており、その国のルールをきちんと守らないと取り返しのつかないことになる。海外で経営をすることは現地の雇用と現地の経済に貢献しなけばならないことを改めて実感した。

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