

【12月13日(金)開催】特別講演会「薬物防止講演会 生きるって、素晴らしい」開催報告
今回の特別講演会で講師をして頂いた井上薫先生は、1957年12月1日北海道の紋別に漁師の三男として生まれました。中学生時代から非行に走り、中学3年の時、大きな事件を起こし5年間の保護観察処分をうけました。22歳でヤクザの世界に足を踏み入れ、飲んでは暴行を繰り返しし「五条通りのケンカ屋」として悪名を馳せました。女性に稼がせる生活を続ける中で、金も女も欲しい物は手に入れるが、たった一回の覚醒剤が、悪魔の薬となって止められなくなってしまいました。被害妄想と錯乱の中、生きることが出来なくて三度の自殺未遂をし、10年間のヤクザ生活の中で、気が付けば生き方がわからなくて、死に揚所を探していました。どん底の生活の中で一人のクリスチャン女性から聖書をプレゼントされたことがきっかけで教会に通うようになりました。 1990年に所属している組の親分と教会に行き、ヤクザの世界から足を洗い、洗礼を受けました。1995年に映画「親分はイエス様」(監督:斎藤耕一、主演:渡瀬恒彦)のモデルとなった「ミッションバラバ」に参加し、元ヤクザあがりのクリスチャンと活動を始めました。 1


【12月12日(木)開催】第168回定例会「2019年の香港を振り返って-政治・経済の現状と今後の展望-」開催報告
今年の香港は逃亡犯条例改正問題に端を発した抗議活動が長期間続き、これまでの当地の歴史でも極めて混乱した一年となりました。現下の政治・治安情勢に加えて、中国経済や米中関係等の問題もあり、香港経済やさらには会員各位のビジネスへの影響は今後ますます焦点になってくるだろうと思われます。 この9月に在香港日本国総領事館の高田政治経済部長をお迎えし、香港の抗議活動についてご説明をしていただきました。今回はそれから3ヶ月経った現時点での政治状況や邦人安全状況等のアップデートを中心に、以下の内容でご講演頂きました。 1.アップデート~3か月の振り返り 2.11月24日区議会選挙の評価 3.個人的な現状評価と見通し 4.日系企業・邦人の方々に向けた領事館の取り組み 5.香港経済と日系企業の動向 6.今後の展望 長期化した抗議活動の影響で、香港社会の分断が深刻になり、人々は自信を失っているように思われます。今年も「日本秋祭」は行われましたが、10月に予定されていた開幕式は中止となり、秋祭り関連イベントも約100件は行われましたが、約30件が中止となってしまいました。