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第0回 特別講演会


第0回

香港貿易発展局 古田茂美氏

特別講演会

開催日

6月1日(金) 19:00 ~ 21:30

開催場所

日本人倶楽部

参加者数

0名

特別講演会

・タイトル  特別講演会

・開催日   2007年6月1日 

・講師    香港貿易発展局 古田茂美氏

・講演テーマ 「進化する香港」

・開催場所   

・参加数   

・講演内容

古田先生講演 “進化する香港“

「これは、大変な講義になりそうだ」

事務局に送られてきた74ページにもおよぶパワーポイント、その他の資料を前に思わず唸った。

「大学院の講義だってこれだけの量は3時間でもこなせない。まして持ち時間は1時間ちょっと。一体どうやって…」

意を決して、出掛けに女房に「今晩遅くなるよ」

私の女房は香港人。シンデレラ・タイム以降の帰宅も比較的おおらかな日本人のような訳にはいかない。

果たして講義が始まるとあらゆる意味で予想外。いや予想を凌ぐ、講義だった。

まず、74ページのパワーポイントで質問タイム以前に使ったのは1枚だけ。しかも表紙だけである。

しかし講義の内容たるや・・・

***中略。鋭意講義内容、ほとんどギブアップ状態***

ということで、議事録などでのライブ中継は不可能な、ダイヤモンドの圧縮されたような講義。

潜在競争力世界No1。 

要するに「エキスパートからお墨付き。今後10年、世界で一番儲かる街は“香港”。」

その秘密を10ヶ月分の講義内容を1時間少々で凝縮しようとした講義。

これを前回講師“がんばれ社長”の武沢先生の言う“狂気”と呼ばずになんと呼ぼう。

超圧縮講義だけにこちらのピンポイントの質問の答えが30分以上。

如何に密度の濃い講義だったかお分かりいただけるだろうか?

98年香港金融当局があのソロスに勝った金融戦争夏の陣の舞台裏の話が出たかと思うと、大学、中庸、孔子、道教、儒教、そして「老子も出てきてこんにちは♪」

異様な熱気のうちに予定時間を若干かなりオーバーして講義が終了。

そのままの熱気を保ちながら2次会3次会へ…。女房に断っておいて良かった。ありがとうございました。

これだけの講義、参加できなかった方は本当にお気の毒、アンラッキーと言わざるを得ない。

しかし、そんな方にも朗報がある。

実は「今後10年、世界で一番儲かる街は“香港”。」の秘密が書かれた本が最近出版された。「進化する香港」古田先生も参画されたこの本は、いわば”プロジェクトX“

どこがプロジェクトXか?

“プロジェクトX”のナレーション風に紹介すると

“一衣帯水でありながら何故これほど日本の中国研究は遅れを取ってしまったか?

98年の金融夏の陣、香港はソロスに勝った。 何故勝てたか。

香港の優秀な人的資源は無論だが最大の勝因は「香港では最速・最良の金融情報が得られたからではないか。

日本の中国研究の躍進ためには潜在競争力No1と同時に世界で最良な中国情報の集まる華僑もメッカ香港の分析が不可欠。 是非それを日本で実現したい。

そんな想いが幾多の困難を乗り越え、競合相手同士の日本を代表する11のシンクタンクの心をひとつにするという快挙を成し遂げたのではないだろうか?

出版直後、この本の最大の功労者の一人。

香港貿易発展局の古田茂美日本首席代表の出版紹介に奔走するお姿があった。

この本の51ページにある香港人をあらわす広東語「執生」。「ちゃぷさむ」臨機応変は古田代表の名訳と1行紹介されている。

しかし執筆陣はおろか,まえがきに