11/30(金)開催;チャリティー講演「元読売ジャイアンツ所属プロ野球選手鈴木尚之氏」
今回はチャリティー講演会に参加された和僑会の木津理事に感想文を書いていただきました。
①イベントに参加した理由
3秒の盗塁を決めるために、7時間前から球場入りする鈴木選手に現役時代から憧れておりましたので、今回、鈴木選手とお会いできることを楽しみにしていました。
②講演内容は期待していた内容に沿っていましたか?その理由も教えてください。
日本国内の野球人口は800万人いるが、その中でプロ野球選手になれる人は一球団の支配登録選手が70人x12球団=840人しかいません。鈴木選手は子供の頃から精肉店を営むお父様と二人三脚でプロ野球選手になる夢を実現させました。一球団の支配登録選手70人の中で一軍に上がれる選手は28人しかいません。鈴木選手は、新人時代は怪我が多く、「骨折君」という不名誉なあだ名をつけられたこともありましたが、「プロ意識」を持つことで一軍レギュラーの地位を勝ち取り、その後も長く一軍で「代走のスペシャリスト」という他球団にいない特別な選手になりました。試合で出番があるかないか分からなくても、いつでもベストコンディションで出られる準備をしておくということは、いつ仕事のチャンスがやってくるか分からない私達にとっても大切な心構えだと思いました。
③講演のなかで最も印象に残ったこと・共感したこと。
5年間は二軍生活で、怪我が多く、「骨折君」というあだ名をつけられた。
4年目まではプロ意識が足りず、いつ戦力外通告を受けてもおかしくない状態だった。5年目にパーソナルトレーナーと契約して、給料の半分を使って、怪我をしない体作りをした。その年はイースタンリーグで2位の27個の盗塁を成功させた。30歳以降は全く怪我をしなくなった。
④「プロフェッショナルとは」のお話を聞いて、今後ご自身の仕事や人生にどのように生かしていきたいと思いますか?
野球は人生そのもの、仕事でも結果を出す人には共通点がある、結果を出すためのいつも準備をしておくことが大切です。鈴木選手は相手チームのピッチャーのことをとことん研究し、いつ出番が来ても良いように準備を怠ることはありませんでした。盗塁がうまくなるコツはないが、自分の教科書を作り、継続することをやめないことが大切です。引退時には現役を20年間続ける弟との約束を果たしたので、やりつくした感もあったそうです。私自身、自分の仕事の引退はまだまだ先になりそうですが、いつか自分の仕事を辞めるとき、もうやり残したことはないと言えるように、日々の努力を続けていきたいと思います。
⑤今後、開催してほしいイベントがあれば教えてください。
スポーツ選手のプロ意識に私達ビジネスマンが学べる事は非常に多いと感じました。次回、同様のイベントを開催する際には、事前に参加者からの質問を募り、司会進行役と対談形式でお話を引き出していく方式にするのも面白いのではないかと思います。
木津理事、ご協力ありがとうございました。