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第37回香港和僑会

May 1, 2014

 

第37回

有限会社がんばれ社長 代表取締役 武沢信行氏

第37回香港和僑会

開催日

5月1日(木)   19:00 ~ 21:30

開催場所

日本人倶楽部

参加者数

100名

 

 

 

第37回香港和僑会

和僑会プレ世界大会 講演会 速記録

経営とは利益を追求する行為である。

マニュフェストを作ろう。

21世紀のマニュフェストである。

マニュフェストは人生にもビジネスにも必要である。

ビジネスとはリスクを利益に置き換える行為である。 (長谷川幸太郎)

と言う言葉があるが

あなた方は既に海外に出てきている。リスクは十分取ってきている。

このリスクに相応しいリターンを取って欲しい。

 

自己紹介

私はがんばれ社長今日のポイントという題名でメルマガを出している。

物書きである。ビジネス経営をどうすればうまくいくかを書いている。

購読者は3万人。

このメルマガを読んでどんな感想を持っているのか?

どんな人が私のメルマガを購読しているのか知りたい。

中小企業・零細自営業が読者層

日本のGDPの7割がこの中小企業・零細自営業者である。

毎期利益出すためにはモチベーションが必要であり健康管理が欠かせない。

孤軍奮闘する経営者には仲間や文字、映像でモチベーションを維持することが必要、その目的でメルマガを書いている。

コンサルタントとして40歳で独立、46歳でインターネットを使い始めた。

きっかけは2000年に店頭上場を果たしたばかりの楽天/三木谷社長の話があるというので顧客の社長に誘われて聞きに行った時のことである。

最後のせりふが印象に残った。「中小企業の社長はコアの技術は自分で知らなければならない。安易にホームページを発注してはいけない。まず社長が自分で勉強して適切に発注できる技術くらいは持とう。社長がホームページを見なければ誰も見ない。」

当時自分は会社のホームページを作っていた。外注で作り気に入らない箇所をバイトの社員に頼んで変更させたりしていた。

だが、気を使いながら指示するものだから段々億劫になり更新しなくなった。

そうするとヒット数も減少し、2件という日もあった。自分で2回くらいは見るので、誰も見ていないということになる。

三木谷社長の公演を聴いてから自分でホームページを作ろうと決め、オンラインコンサルティングに変えようと決めた。

早速IBMのホームページビルダーと言うソフトを購入し3日間でホームページを作った。それまでは色を少し変えるのに社員に気を使って頼んでいたのに簡単に変更できることを知った。ところが、次の3日間で作れなくなった。コンテンツがないからだ。

1軒1軒会社の社長さんを訪問してコンサルタントをしていたので多くの事例はあるがそれを書いてしまうと守秘義務に反するので書けないのだ。

それで、1軒ずつ会社を訪問するスタイルを止めて、1日1個ずつコンテンツを作っていくことにした。HTMLで作った。アクセスアップの手段としてメルマガを発行した。

2000年8月中旬に創刊し1ヶ月で読者は1000人に増えた。5分おきに10人ずつ増えて行くので、機械が壊れたか何かの間違いではないかと思い、まぐまぐに問い合わせたら、壊れていない、Weeklyまぐまぐに紹介されたのをきっかけに読者が増えたのだろう。との返事であった。

根本:経営理念の見直し。

方針:理念をどのような製品で、どのような方法で、どのようなビジネスモデルで具体化するのか?

計画:数字、期限付き。5年間の計画は必要であろう。売上、損益、貸借。どの顧客にどの製品をいくらで、等具体的に書くのが重要である。

人づくり、自分の理念に共鳴するパートナー、人集め、教育、定着のための労務管理

習慣:上記を実現するためにどういう人と会うか、どんな本を読むか、TVをどれだけ見るか

to DO Listの作成

リフレッシュされたモチベーションを維持するためにはマニュフェストを持つのがいい。A4一枚でいい。

経営の目的は“いい会社を作る”“いい経営者になる”ことだが、“いい会社”とか“いい経営者”の定義は各者各様、百人百様、大切なのは自分で決めることだ。

マニュフェストを作る準備がある。それを説明したい。(添付参照)

準備①経営チェックシートに沿って半年に一回経営体質について自己評価を行うこと

各項目で点数が配分されており、合計点に応じて超優良企業、優良企業、健全企業、一般企業、警戒企業、危険企業の6段階評価される。

10年前は一般企業と警戒企業をあわせて半分、2割が危険だった。最近一般企業と警戒企業が増えてくる傾向にある。

(和僑会プレ世界大会で実際に行ったところ超優良企業が1社おられた。これには武沢先生もビックリされ、メルマガで紹介したいとおっしゃっていた。)

大事なことは定期的に行うこと。そして、推移を見て変化の原因を考えること。それが経営者の成長である。役員会議で使ってもいい。人によって基準が違い、お互いにどうしてそのような評価になるのか意見交換するとその人の考え方が分かるであろう。

準備②Wish Listを作ろう

アメリカの記者バーバラ・アンは子供のころから書き留めていたのであろう、14,000個のやりたいことがあり、6,000個を選んでついに出版した。

この本を友人の見舞いで病院で見つけたのが宇宙飛行士の向井千秋。

その友人に贈ったのとは別に自分用に1冊、旦那用に1冊購入した。

日本にいる旦那と電話で話すうちにこの本の内容も話題に出るようになり

バーバラ・アンのWishの抜粋と自分のWishを合わせて

『4001の願い』と言う題名で翻訳を出版した。

Wish Listのコツは (添付参照)

箇条書きにすること、本音で書くこと、各項目に矛盾があってもいい、公私混同してもいい。

書き尽くすと500や1,000はあるはず。

当社では入社した新入社員にも5分でいくつ書けるかやらせている。

1日1回オフィスに着く前にカフェで書いてみてはどうだろう。

困っていることも書こう。Positiveに書いておきたいので、月末資金が足りないではなく、月末資金残高はいくら欲しい、売上が少ないではなく売上はいくら欲しい、社員が辞めない会社にしたい、、、等々。大事なのは書き尽くすこと。頭の中は空っぽになるはずである。気がかりなことは紙の上にあるから。

Wish Listが出来たら、優先順位をつける。色をつけ、EXELで作ったらコピペする。ジャンルに分けて大事なものだけをマンダラチャートに転記する。

これを行動計画、月間計画に落とし込んでいく。これをメンテするだけで経営計画が出来上がる。

経営だからこうとか個人だからこうとかは考えなくていい。中小企業なのだから関係はない。一緒と考えたほうがいいだろう。

経営理念について

がんばれ社長の経営理念は“「がんばれ社長」です。”

と自分でスラスラ言える事。1分30秒くらいで客や従業員が分かる簡潔で明瞭なのがいい。

思いつかない人は他社のものを参考に見つけてくるといい。

グーグルで『経営理念』と入れて検索すると一番上に

“カヤック“と言う会社が出てくる。

日本のオモシロ経営理念を集めたホームページ。とってつけた美しい経営理念にはパワーがない。

この中で印象に残っている会社をご紹介しよう

大阪の靴下会社ダン

この会社の経営理念は“靴下は自ら選ぶことの出来ない、過酷な生涯を送る。この小さな命に温かい愛情と、細やかな配慮をするのは、職業人として当然の心構えである。”

この会社は自社の経営モデルを変えました。3年で下請けを止めて自社ブランドで自社直営店で販売し、今や大阪2部上場を果たしている。

エイベックス・グループホールディングス

3ヵ年の経営方針が出ている。

“アジア最強のクリエイティブとコミュニケーション能力をもつえんたーティンメントブランド企業へと進化すること”

3年で自社をどの方向に持っていこうとしているのかがわかる。

『経営理念、不動産』で検索してもヒントが出てくる。

他社の理念を参考にしながら自問自答してみる。

① 自分は何のために今の会社を経営しているのか?30字以内で考える。

② 私は何のためにこの国でビジネスをしているのか?

③ 私は会社をどのような会社にしていきたいのか?

④ 会社を経営することでこの地域に対してどのような貢献が出来るのか?

経営理念は今日作ることである。

コロコロ変えるようではうまくいかないと考える必要はない。2008年5月度経営理念、2008年6月度経営理念というのでいいから作って欲しい。

それが年間の経営理念になってくる。

そのうちに変えたくない文章表現や変えたくない言葉が見つかる。そして、変えたくない経営理念が完成していく。

3年経つと経営理念と毎日やっていることがリンクしてくる。

理念と仕事がリンクするとゆるがせなくなる。

志のない人生はなく、理念のない経営はない。

スランプと言うのは計画で毎年同じようなことばかりしか書けないことで現れる。

アイデアが不足しているかウィッシュリストが抜けている。

数字の面でも過去3年分の経常利益の推移を比較し

世間のスピードにあわせて成長できているかどうか?

5年間でOKとOKでない線引きが必要になる。

5年間で1億円の売り上げを2億円にするという目標を立てるとする。

毎年15%の増収で達成は可能となる。そんなことはとても無理だという社長もいるがそうだろうか?

リスクを犯してビジネスをしているのだからそのくらいのビジネスプランを作って欲しい。

大切なのは狂っていることである。熱狂的という言葉の狂うである。

幕末の長岡藩に河合継之助という人物がいた。殿様ではなく家老だからサラリーマンになる。本人は徳川幕藩体制を壊さねばならないと分かっているが、藩主に仕える身であるからそうすることは出来ない。相反する2つの概念を実現するために彼はスイスのような永世中立国を目指し、ガトリング砲などを買い集め軍備を充実させた。こうすれば簡単には手が出せないと考えたからである。

明治維新で維新軍に目をつけられ長岡藩は徹底的に破壊され、疲弊した。今でも河合継之助のことを悪く言う新潟県民は多い。

焼け野原となり飢饉に陥った長岡藩に後年明治政府が米百表を送ったところ、小林虎三郎(何をしていた人か?)はその米を換金して学校を作ってしまった。曰く「米を食べたら三日で無くなってしまう。人材を作ると百年食える。」その学校で学んだのが山本五十六であり、田中角栄である。

志を維持する名言

・ 「思想を維持する精神は狂気でなければならない」(吉田松陰)

・ 「熱狂できないということは凡庸のしるしだ」(バルザック)

・ 「安定した新しいメディアを構築する秘訣は、情熱・人材・忍耐力・見通し、そしてパラノイア(偏執狂)になることだ」(AOL創業者:スティーブ・ケース)

・ 「熱狂せずに作られた偉大なものは何もない」(エマーソン)

・ 「結果と言うものにたどり着けるのは、偏執狂だけである」(アインシュタイン)

・ 「大切なことは、熱狂的状況を作ることである」(ピカソ)

・ 「正論では革命を起こせない。革命を起こすものは僻論(へきろん)である」(西郷隆盛)

・ 「経営者は熱狂的状況を作り出す張本人でなければならない」(武沢信行)

キャラクターは貴婦人でもよいがマニフェスト、今日の行為については狂気である必要がある。

どんな時に狂気が生まれるのか?

昔、話し方教室に通ったことがある。

講義が一通り終わったあとで講師から2分間スピーチを準備し30回練習してくること。と言う宿題が出た。なぜ30回練習が必要なのかその時は分からなかった。

私は『私を変えた2人の経営者』と言う題でスピーチを作り、息子の前で練習した。

5回目までは息子の反応は退屈そうであったが10回、15回と繰り返すうちに食い入るように聞いてくれるようになった。30回練習するとフィーリングが劇的に変わった。それまでは宿題だからやっていたのだが、息子に対してこういう生き方をして欲しい、と言う熱い思いを伝えるようになっていた。発表の当日朝5時に息子の枕元で自分の熱い思いを語りかけていた。息子はと言うと「最悪の目覚めだ。」と言っていたが、、、。

すなわち、外的要因でやるのと内的欲求でやるのでは月とすっぽんほどの違いがあるのだ。

ビジネスプランを作成したら友達や家族など身近な人の間で発表しアドバイスをもらい書き直す作業を繰り返すと内側からの手応えが変わってくる。

そうすると、朝起きる時間、夜寝る時間、to DO listが変わってくる。

コビー博士(『7つの習慣』の作者)は依存から自立、自立から相互依存へと発展すべきだと説いている。

和僑会も一人一人が自立して自立したもの同士が依存しあう。そうして成文化した理念をそれぞれが持つメンバーが集まる和僑会の世界大会ができるだろう。

(速記録 by 拙速で候)

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