第70回香港和僑会


第70回

赤間直樹氏、大堀かおり氏

第70回香港和僑会

開催日

5月27日(金) 19:00 ~ 21:30

開催場所

日本人倶楽部

参加者数

30名

第70回香港和僑会

◆1.『成功する自社ブランド商品企画』

 アンテプリマリミテッド 赤間直樹様

 私は以前22年間、日系繊維商社に勤務し、各種欧州ブランドを

日本に輸入しておりました。2005年ミラノ駐在時、荻野氏と知り

合い、2008年にアンテプリマに入社し、現在COOとして働いており

ます。

 アンテプリマは1993年設立され、18年の歴史があります。その当時

アンテプリマが属するフェニックスグループで日本

を除くアジア地域の「PRADA」の販売権も持っておりました。

ペニンシュラホテルでは年商30億円の売上を達成した事もあります。

常時好調というわけではなく、アジア地域での「PRADA」の販売が

好調であった頃、PRADA社より販売権返還の要請あり、交渉の結果、

アンテプリマの製品生産をPRADA社に委託するという条件で返還する

事にしました。

ブランドを立ち上げてすぐにパリ、ミラノに店舗を開設、トップデザイナー

を雇って広告を出したりしましたが、思ったように売れ行き伸びず、

3~4年でパリ、ミラノ店を閉鎖した事があります。

1998年に眼鏡バンドに使うPVC素材を使ったワイヤーバッグを開発。

社内でも「こんなものが売れるのか」という意見が多かったですが、

とりあえず30個だけ伊勢丹にテストマーケティングとして出品したら

二日で完売し、バカ売れとなり、現在までアンテプリマの基幹商品となって

おります。

 その後、PRADA社社から委託生産も断られ、それを機会に本社をイタリアに

移し自社でイタリア生産に乗り出した時期もありましたが、商習慣の違いから

成功には至らず、再度香港に本社を戻した経緯もあります。

現在は世界11ケ国に100店舗開設、年商100億円という状況に至っております。

◇会社の方針としましては下記の3点があります。

1)ブランドの強化を図り、意識の共有化を図る。

=>ユニークな商品を持ち、それにフォーカスし、かつ継続させる。

 常にクリエイティビティ、積極性を持つ社内風土を維持する。 

 トレンドに乗らず、自社の強みにフォーカスし、目移りせずに

 一貫した商品展開を図る。

2)新規マーケットへの拡販を図る。

=>台湾、韓国、インドネシア、羽田空港、成田空港に出展済み。

 今後USA,BRICS等への展開を計画中。

3)基幹商品であるワイヤーバッグを中心に色々コラボレーションを

 図り、新たな可能性を拡大する。

=>2年前、ハローキティと提携し、ハローキティーワイヤーバッグを

 制作。一個30万円したが、中国で800個も売れた。

 Francfrancとのコラボ検討中。鹿の壁掛けライト、ブタの形をしたワイヤーバッグ等も商品化検討中。

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◆2.『facebookのビジネス活用法』

 Focus Imaging Ltd 大堀かおり様

私は仙台出身。仙台の大学を卒業。モンゴルに一年留学した際に

日本のブランドの良さを再認識しました。現地で初めて日本製の自動車に乗った時、なんて

すばらしい車だろうと感動しました。

卒業後、商社に入り、自動車会社に出向し、香港市場担当。日本ブランドと海外をつなぐ楽しさを実感。

 2010年今のFocus Imaging社に入社しました。

同社では日本人は私だけであり、香港の日系企業のデジタルマーケ

ティングを担当しております。弊社は、2008年のOcean Parkのハロウィンのマーケティングをてがけ、

また、LEXUS, Edwin 香港 様ともお仕事をらさせていただいております。

以下、パワーポイントを使って説明させて頂きます。

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◇facebookを楽しもう◇

1.なぜこんなに浸透したのか?

 facebookは現在中国、インドに続いて、世界3番目の規模の人口

 (6.6億人)が利用。世界ネット人口の1/3が利用している。

 香港では人口の52%、362万人が使用。残念ながら日本はまだ311万人

 (2.5%)であるが、半年で3倍と急増中。

2.背景

 1)グルーバル化により、世界各地に人々と繋がりを持てるようになった。

2)インターネット普及に伴い、E-mail、Blog、mixi、Twitter等の出現

 により、どこでも、誰とでも”繋がり”を持てるようになった。

3)facebookの強み

  ?実名主義

   mixi等ではハンドル名だけで、実在の誰とつながっているのかわか

   らない場合があった。ハンドル名が変わったら、連絡が途絶える

   ケースもある。

  ?友人の検索が可能。

   実名主義の為、友人の検索が容易であり、(本人を特定できて)血の

   通ったコミュニケーションが可能である。

  ?動画、チャット、写真、広告、イベント、コミュニティ等、豊富な

   機能が一つのfacebookに包含されており、楽しみながら使える。

3.Twitter、Blog(HP)、facebookの違い

       <Twitter> <Blog(HP)> <facebook>

 友人承認    ?     ?    ○

 情報伝達力   ○     ?    ○

 情報保存力   ?     ○    ○

 概して下記の様に要約できると考えます。

 Twitter =”広げるコミュニケーション”

 Blog(HP)=”伝えるコミュニケーション” 

 facebook=”深めるコミュニケーション”

4.マーケティングツールとしてのbacebook

  法人用facebook(ファンページ)に参加しているファンはファン以外の

 人に比べて、そのブランドへのロイヤリティ(忠誠度)が高い。

 ?ファン以外の人に比べて製品への支出が多い。(HK$71.84)

 ?他の人に対しての製品推奨指向が高い。

  =>ファンの68%が他の人に当該商品を推奨している。

 ?ファン以外の人に比べてブランドへの親近感が強い。

 ファンとの繋がりを通してブランドへの愛着度を高める手法としては、

 1)ブランドコンセプトを伝えるコンテンツを発信する、

 2)ファン参加型のキャンペーンを実施する、

 3)ファン限定の特典を準備する、

 等が考えられる。

5.ブランド活用事例 (LEXUS CT 200Hの場合等/現在ファン4500人)

 1)ブランドコンセプトを伝えるコンテンツの発信、

 2)ファン参加型キャンペーンの実施、

  =>新車発表会の写真をファンページにアップロードしてもらう、

 3)ファン限定の特典を用意する、

  =>特別試食会、特別販売等、アンケートではクーポン、関連グッズ

   等が貰えるようにする。

 4)ファンからの投稿ページを設ける、

  =>クレームを付けるファンもいるが、ファン同士でフォローされ、

   結果として、企画を盛り上げてくれる形になる。

 facebookはみんなが喜ねて、楽しめて、それを分かち合える新しい

 デジタル社会ではないかと考えます。

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◆3.Q&A

<アンテプリマについて>

Q1.ワイヤーバッグを最初に商品化した人は、どんな環境でどうやって

  考え出したのか?

 A:最初はニット等洋服の素材で考えていたが、何か編んで作る素材を

  試してみたくなり、色々検討して(眼鏡バンド用)ワイヤーを使って

   見ることにした。

Q2.会社設立当初(90年代前半)ブランドの定着はどういう方法で行ったか?

 A:最初の数年は、広告もPRも色々やったが、ルイビトン等超有名ブラ

  ンドには資金的に太刀打ちできなかったが、とにかく「やり続ける事」

   が大事である。あの手、この手と一貫性のない広告ではなかなかブラ

   ンドイメージは積み上がらない。じっくりと地道に続けて「時を味方に

  つける」事も大事である。

Q3:中国で30万円もするハローキティワイヤーバッグが売れたとの事で

  あるが、どういう用途に売れたのか?中国でヒットする特徴が何かある

  のか?

 A:ハローキティバッグはたまたま有名女優のファンビンビンがそれを

  持っている写真がインターネットに流出し、それを見た客が殺到した。

   中国は概して「有名人フォロー」型が多い。また、派手なものが好まれ、

   ショーピース(展示会用)そのものとか、黄色、赤色等派手な色のもの、

   大ぶりなものが好まれる。(日本、香港とは異なる)

Q4:どういう経緯で荻野氏と知り合ったのか?

 A:ミラノ駐在時に初めて荻野氏に会い、その後色々交流する中でCOOへの

  引き抜きの話があった。欧州はユーロ高でビジネス不振、日本も高級品は

   売れず、日本マーケットは期待できず。そういう状況下で世界マーケット

   を目指すアンテプリマに魅力を感じ、入社する事にした。

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<facebookについて>

Q5.facebookでファンを増やすにはどうすればよいか?

 A:まず広告を出す、そして魅力的キャンペーンを張る、他のマーケ

  ティングツールと合わせてプロモーションするのが効果的。

Q6:facebookは実名主義の為に、日本ではあまり広がってないと思うが

  今後日本で広がるにはどういう機能が必要か?

 A:facebookはセキュリティ設定が可能であり、実名使用に対する保護

  がされている。USAでも実名主義は60?70%のユーザーに支持されて

  いる。ベースに”使うかどうかは自己責任”という観念がある。

  Twitterのユーザーもfacebookに移行しつつあり、今後facebookの

  ユーザーは日本でも確実に増えてゆくと思われる。

Q7:飲食店のお試し会等に効果的なツールはないか?

 A:自分でプログラムするアプリケーション等はIT専門家に確認必要

  であり、別途確認する。

以上

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