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第68回香港和僑会


第68回

ソクネット・プランニング 小田 俊輔氏

第68回香港和僑会

開催日

3月25日(金) 19:00 ~ 21:30

開催場所

日本人倶楽部

参加者数

30名

第68回香港和僑会

第1部 小田様からのご講演

<ソクネットの会社案内>

ホームページ http://www.soknet.com.hk/

96年11月 香港でのベンチャーとして設立。

インターネット創生期だったので香港にある日系会社の現地法人などからホームページやシステムなどの依頼が舞い込む。ネットワーク、サーバーなどのインフラではなく、それらが整ったうえでの、WEBシステム、などを提供している。

<インターネット創生記から現在まで>

アメリカの軍事システム「ARPANET」開発から始まり、大学・学術用途での展開を経て、共通言語HTTPの普及により世界中誰でもが使えるようになった。

<何のためにホームページを持つか>

ホームページを作成する際、クライアントの強み・弱みを聞いて、狙いを定めて盛り込んでいく。

・会社情報の公開

・商品・サービスの紹介

・商品・サービスの販売 (例 楽天などのネットショップ。決済方法の普及)

・情報発信・情報交換の場(例 the香港 http://db.soknet.com.hk/thehk2000/index.aspx )

・情報吸い上げ・管理用サイト(例 東京ビッグサイト。 社内の情報管理システムにも)

・マーケティング情報吸い上げ 

(例 サントリーの例。性格判断を提供するWEBで、実はアクセスを集めて有用なアンケートに。

   これからも有望な方法)

・求人情報公開など

<目的別の活用法>

ターゲットを明確に定め、狙い撃ちすること!

・名刺・会社パンフ代わり

・商品紹介の説明用カタログとして

・取り扱い業者の開拓用ツールとして

・一押し商品等のお知らせ (メルマガなどと併用してタイムリーな販促)

・お客様の囲い込み・リピーターの獲得 (ロイヤルカスタマーの創出)

・実店舗での販売戦略策定データ収集 (インターネットで集めた情報を実店舗に活かす)

<どう育てるか>

ホームページを立ち上げる以上に どうやってきてもらうかが大切。

愛情を持って子供のように育てること!

・更新頻度を上げて常に新しい情報を。

・ビジュアルで訴える表現 (楽天などの販売ページ)

・キャッチフレーズの設定

・メールマガジンの活用

・アンケート、プレゼントなどのイベント開催 

(JUSCO HKのラッキードローは数十万アクセスを集めることに成功)

<よくある間違い>

これらは全て間違い。

効果を求めるのであれば正しい認識と適正コストでホームページ運営に当たるべし。

× ホームページを開設すれば、徐々にアクセスが増える。

× アクセスが増えればショップの売り上げも上がる。

× ネット販売は、初期投資も維持費もそれほどかからない。

× 開設するまでは大変だが、その後の労力はそれほどでもない。

× 最初は作ってもらったが後は自分でも修正ができる。

× ホームページビルダーがあれば誰でも作れる。

最近はブログの仕組みを利用して効果的な自作が可能。

Google Analyticsを使い効果分析できめ細かい工夫ができる。

<陥りやすい落とし穴>

・ドメイン名は自分で申請して管理すること 

(中間業者を挟むといざという時に自分で管理できなくなる恐れがある)

(ツールとして、 www.who.is でドメインの申請者をサーチが可能)

・DNS設定を把握すること。

・ウエブサーバーの権限を確保すること。

・実績のある制作会社を選択すること。

・制作依頼内容を細かく定義した見積もりを出してくるかチェック。

・修正に関してどれくらい柔軟か 確認しておくこと。

・納期・納品方法に関して 明記されていること。

・SEO/効果測定の方法について提案に含まれているか確認すること。

<クラウドサービスについて>

・Amazon EC2 (http://aws.amazon.com/jp/ )は利用価値が高い。

アメリカ、シンガポール、日本とヨーロッパでサーバーを相互にデータバックアップしており

災害時も99%のバックアップ体制。 

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第2部 WEB活用実例 Q&A

<J Style 高松様の例>

ホームページ http://www.j-style.com.hk/

制作会社に委託して制作、運営。

コンセプトは

・現在のターゲットは B to C だが、将来はC to Cを目指していきたい。

・日本のハウスケア製品の販売・プロモーション。

お困りごと Q&A

Q 販売の中心にしたい製品群へのアクセスがいまいち伸びない。

A トップページを、イメージ中心から具体的なターゲット商品 中心へ変えてみては?

B to Bを狙うのであれば、業者用の解説ページを作り、アピール。

Q ターゲット商品のバナーや表示レイアウトはどうすればよいか?

A 人間工学では、画面の中心におくと印象に残りやすい。

  中心に何をレイアウトするか練る。(商品、キャッチフレーズ、イメージ)

Q 300点くらいを想定した場合、商品データベースを新たに作る必要があるか?

A 商品データベースは1,000点を越える場合に必要となってくる。

  それまでは手作業でもまかなえる。大事なのは商品データを揃えること。

Q SEO対策についてのコツ

A 中文での表記はネイティブに確認。Googleアドワーズを参照にするのもよい。

  ターゲットのキーワードで検索した時にどのような関連の言葉が出てくるか参考となる。

<森山様の例>

教師で、プロ級のカメラマンでもある。

ホームページ http://www.justmystage.com/home/hkmacau/top01.htm

ブログ http://blogs.yahoo.co.jp/mori2hk

ツイッター、Facebook の活用や ホームページビルダーで自作してホームページも運営。

・ホームページは 百科事典のように 項目毎に調べやすさを重視。

・フォトライブラリでの販売も行っている。(http://pixta.jp/@mori2hk/buy/)

・ツイッターは140文字のつぶやきで即時性に優れている。

・遊び心を盛り込んだ、GPS情報をつけた写真、パノラマ写真で目を引くホームページにしている。

<キャリアインテグレーション 松本様の例>

人材派遣会社を香港で起業。

ホームページ  http://kananworks.com/

ブログ http://blog.kananworks.com/

ブログを立ち上げて2年運用。ホームページも運営しているが、詳細はブログへ転送。

ブログ、ホームページを営業マン代わりに使っている。

・ブログの管理は自分で簡単にできるので、週単位の更新を心がけている。

・「華南 人材」で検索した時に上位で検索されるようヘッド部分に入れるキーワードを重視。

・安心感を増す工夫として、連絡先としてシンセン/香港/日本の電話番号を載せておく。

 (それぞれの場所での電話番号を買っておく)

・本人の顔写真や経歴を出すのもよい。

・和僑会の仲間ともブログでリンクしている。

・マスコミ向けの取材歓迎としておくといろいろな取材を受けるきっかけとなる。

小田様寸評

・松本様の実践例はSEOなどの押さえるところを押さえたすばらしいやり方。 

・人間の顔を使うとホームページが生き生きする。

(感想 

普段の生活でホームページは専ら商品や会社を調べるときに使ってきましたが、

仕組みを理解すれば目的に合わせて情報発信や情報吸い上げ、会員の情報管理など 

いろんなことが出来そうです。

専門家の方のお話を聞いて大変興味が湧きましたが、技術的に適切なアドバイス、

制作先を選ぶ大切さも感じました。)

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