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第106回定例会

第106回

剣豪集団株式会社 取締役会長 鄭 剣豪氏

開催日

6月13日(金) 19:00 ~ 21:30

開催場所

香港日本人倶楽部「松の間」 

参加者数

39名

「JAPAN+CHINA 世界最強タッグ 日中パートナーシップの未来」

経済的なつながりを深めつつも政治的な問題を抱える日中間。日中交流の歴史、両国が置かれている環境を踏まえ、大局的見地から両国民はどうあるべきなのか。鄭剣豪氏が日中の懸け橋としてこれから何をしようとしているのか、熱く語って頂いた。

日中関係は何故、危うくなってきたのか? それは中国は経済力をつけ、現状を変えようとしており、日本は民主党政権時、自民党政権がした約束を破った為、友好関係が崩れた。では、どうすれば良いのか?

1. 大局で見る。

2国間で考えず、世界的視野でどうあるべきかを考える。

経済大国のN0.2とNo.3が争うと周辺国、世界に迷惑である。

2. 経済面で手を組む。

経済面ではすでに切っても切れない関係である。

両国が経済面で手を組めば、世界最強となる可能性がある。

3. 後から続く世代に任せる。

過去の悲しい事実を美化するか、悪用するか?

「価値観の多様性」を認める。

日本は戦後、どん底からの経済発展を遂げ、公害の克服し、バブル経済と崩壊の経験し、そして現在は医療、高齢者福祉の問題に取り組んでおり、日本は社会システムとして構築されてきたものがあり、中国にとってはすぐ近くに問題を解決してきた先生がいる。日本は「日本の当たり前」を、伝え拡げるべきである。

日中の経済面ではすでに切っても切れない関係であり、両国が経済面で手を組めば、世界最強となる可能性がある。 日中企業間の目指す姿として、これまで日本の大企業(ユニクロ、ダイソー等)は中国の中小企業と組んできた。一方、日本の中小企業は国内市場が縮小しており、厳しい状況であるが、技術やノウハウはある。日本の中小企業は自社が持つ技術、ノウハウを中国企業と組んで生かし、中国・アジア・世界市場で販売することが必要である。

KENGOOグループは2016年の春頃に神戸にあるP&Gジャパンの本社ビルを購入する。KENGOOビルの役割は、形のない信用(20年の経験)と、形のある信用(ビル)で信用の懸け橋として中国・アジア企業の集積を図ることである。この場所が将来、中国企業は先進国のノウハウを学ぶ日本拠点として、日本企業は中国・アジアマーケットの玄関として、現地に行く前に情報収集や良いパートナー探しが出来るよう、数百社の誘致を目指している。

アジアの中で成功した日本と中国が手を組めば、アメリカも越える事が出来、これは日本の為、中国の為、世界平和の為になる。是非、我々と手を組み、日本の中小企業を助け合いましょう!

日本人はものづくりが得意な“工”、一方、中国人は商売が得意な“商”であると言われている。今回の講演を通じて、日本と中国の棲み分け、役割分担が非常に明確になったと思われる。香港和僑会では、中国へ直接投資をするのでなく、香港人のパートナーを活用した間接投資を「ビリヤード方式」と呼んでいる。鄭 剣豪氏は日本国内から打てるビリヤードの玉であり、大変頼もしく感じられた。これからのKENGOOグループに期待をしたい

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