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第3回教育分科会

タイトル

第3回教育分科会

開催日時

3 月 19 日 (木)

内容

「香港子育て事情」子供のスマートフォン利用の危険性と対策、ドラッグ事情

ファシリテーター:マクドナルド直子さん

参加人数:13名

今回は主婦の方々にご参加いただけるよう、お昼の時間帯に開催したところ、会員の奥様や子育てにご関心がある男性にもご参加いただきました。

まず最初に参加者全員、簡単な自己紹介と今回の教育分科会でどのような情報を持って帰りたいかを発表をして頂き、皆さんのニーズを確認した上で、前半は一番興味が多かった「ガジェット」について、後半は「ドラッグ」について、残りの30分間はお食事をしながら自由に意見交換を行いました。

◇ガジェット(iPadや携帯電話などの電子機器)について

大人になってからガジェットを使用するようになった世代と子供の時からガジェットを使用している世代では考え方も異なる。

既に一部の学校では一人に1台、iPadで授業を受けたり、宿題はインターネットを使わないと提出出来ないなど、もう生活の一部となっている。このような環境の中で親として子供にはどのように対応しているのか?参加者から意見を出して頂いた。

・子供には使う場所を決めて、親が監視出来るようにしている。

・子供の部屋はドアがなく、開けっ放しになっている。

・ガジェットを使おうと使わないと結果が出れば方法はどうでもよい。

・本人を信頼するしかない。

・使用履歴や遠隔操作をしてみたい。など

ここでファシリテーターのマクドナルド直子さんから“あるエピソード”を紹介された。

あるレストランはキャンセルが多かった。

ところが、電話の応対をちょっと変えただけでキャンセルが劇的に減った。それは、お客から予約を受けた後、最後に“キャンセルする場合はお電話を頂けますか?”と聞き、お客に“はい”と言わせるにしたとのこと。つまり、お客が「能動的」になることが大切なのです。

家のルールも同じ。

親が子供に一方的にやらせるのではなく、一緒のテーブルにつき、親の希望と子供の希望を話し合う。Involveさせる。そして、子供に決めさせる。これが重要なのです。

最終的にはどれだけ子供の頃から“信頼関係”が築けるかです。

◇ドラッグについて

香港の保安局によると、21歳以下の約57%がドラッグを経験したことがあるという統計がある。

日本の常識ではドラッグは高いというイメージがあるが、香港ではケタミン(香港ではK仔と呼ばれる)は1gにつきHKD 13程度で、1gあれば3人で遊べる量で安く手に入りやすい。因みにコカインは1gあたりHKD 103程度。友達同士のホームパーティーやBARでトイレに行っている間にドラッグを入れられる可能性があり、トイレから戻ってきてから同じお酒を飲んではいけないことや、ビールの缶を自分で開けるのは香港における常識。インター校では性や飲酒、ローカル校ではドラッグが問題となっており、学校の中にはドラッグの抜き打ち検査があり、それに引っかかってしまうと退学となってしまうケースがある。

香港には子供を育てる上でよい面もあるが、悪い面もある。ドラッグについては日本の常識外であったが、アンテナを立てて情報収集するしかない。そしてやはり、親と子供の信頼関係が大切である。

2015年度もお昼と夜の時間に開催を予定しております。もし取り上げて欲しいテーマなどがありましたら、事務局までどうぞお気軽にご連絡下さい。

(文責・執筆:香港和僑会事務局)

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