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第136回定例会

第136回

起業家・経営者3名

開催日

1月20日(金) 19:00 ~ 21:30

開催場所

香港和僑会オフィス

参加者数

20名

第136回定例会「起業報告会」

1月20日の定例会「起業報告会」に参加し、香港和僑会が応援している起業家・経営者3名の方のお話を拝聴しました。

最初の方はバレエ教室を運営されている魚返 佳代さんでした。 2012年一人から初めて、今ではスタッフは5人となり、バレエクラスの他、夏祭りなどイベント参加、ジャズクラス、エンターテイメントクラスなどにも手を広げています。ご自身はとにかくバレエ一筋でやってきたので経営は知らず関わるが不思議とのことでした。昨年新しいスタジオを8名ぐらいの少人数制でオープンしましたが、経営と教授の両立が問題です。香港では通常1時間25名くらいでやっているそうで、またお客さんは彼女が必ず教えてくれるのを望むので、集客の限界を感じています。初めての経営について試行錯誤されながらも、真摯に取り組み、高見を目指しているのがひしひしと感じられるお話でした。

次は日本語教室の運営をされている鈴木妃佐子さんでしたが、授業のため出席できず、資料を高橋さんが代読。スターバックスで個人教授をしていた鈴木さんでしたが、2014年10月に和僑会に参加し、2016年1月に自身の日本語&文化スクールをスタートさせました。今年は日本企業と日本とかかわりのある会社に講師を派遣したり、他の団体とのコラボイベント、資格取得講座の開設

など事業内容も拡大させる予定です。学校で生徒が楽しく学んでいる様子が画像で紹介され、彼女の日本語教育にかける情熱が伝わってくるようでした。彼女は遅れて来て懇親会に参加され、そのやさしく明るい雰囲気が生徒から好感をもたれているのではないかと思いました。

3番目は香港で宝飾品販売事業を展開されている小早川孝二さんでした。本社は商社で自ら志願して駐在員として2011年7月に赴任し今までやってきましたが、苦難の連続で赤字でした。そこで和僑会に入り経営相談室に助けを求めたところ、経費の見直しを強く勧められ、店舗や人件費のコストダウンを敢行しローコストオペレーションに移行。一方、閉店セールの成功によりそごうでは催事専門から固定店舗となり、ようやく黒字となりました。和僑会へのイベントには積極的に参加していて、とても雰囲気が暖かいと感じるそうです。奥様との二人三脚で懸命に乗り切ってきた姿がそこにありました。

最後に吉田副会長から、今回は比較的少人数なので、もっと会への参加人数を増やすにはどうすべきか意見を述べてほしいとの依頼があり、一人づつ発表しました。敷居が高い、サラリーマンには行きづらいところがあるとのことで、毎回各自一分くらい自己紹介する、初めて来た人には声掛けするようにする、定例会講演のあと小グループでディスカッションをする、食事会をする、などの交流強化対策が出され、おいしいイタリアン料理をほおばりながら、和やかに時は過ぎていきました。今回の方のお話はビジネスの参考になりますし、特に若い日本人女性が個人で来て経営に奮闘している姿にはエールを送りたいと思いました。

(文責:香港和僑会、執筆:香港和僑会会員 木村孝子さん)

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